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パソコン・スマホ画面を長時間見ていませんか? 1時間毎に休憩しましょう

現代人はスマホやパソコンの表示画面を見つめて過ごす時間が増大しています。VDTは表示機器のことで、パソコンやスマホの表示画面などを指しますが、このVDTを使った長時間の作業により、目や体や心に影響のでる病気のことをVDT症候群と言われています。

パソコン、スマホ、テレビゲームなど、私達のまわりにはVDTがたくさんあり、画面を見ながらの作業が増えました。今の会社のデスクワークは殆どがメールなどのパソコン作業、自宅でもインターネットなどパソコンを使う時間は、かなり多くなっていると思います。

厚生労働省発表(平成14年4月5日)の下記資料によると、労働省において平成10年に実施した「技術革新と労働に関する実態調査」によれば、VDT作業を行っている作業者のうち、精神的疲労を感じているものが36.3%、身体的疲労を感じているものが77.6%にも上っています。

 新しい「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」の策定について:厚生労働省
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/04/h0405-4.html


この厚生労働省ガイドラインでは、VDTの作業時間管理を以下のように説明しています。

 一連続作業時間・・・1時間を超えないようにすること。
 作業休止時間 ・・・連続作業と連続作業の間に10~15分の作業休止時間を設けること。
 小休止    ・・・一連続作業時間内において1~2回程度の小休止を設けること。


なお、一般的に、長時間VDT作業を続ける場合は、下記が良いとされています。

「1時間に10~15分ほど休息時間をとり、目を休ませる。リラックスして遠くの景色を眺めたり、軽い運動でからだをほぐす」
「1時間に10~15分ほど休息」と言われていますが、これは5分ほどでも良いと思います。とにかく、長時間の連続したパソコン作業は、なるべく少なくした方が良いですね。

フランスの哲学者のアランは、落ち込んでいる人々に向かって「遠くを見よ」といいましが、「遠くを見る」という行動は、VDT作業対策に加え、滅入っている気分の時にも有効です。

私は仕事で休憩するとき、時々何気なしに「遠くを見る」ようにしていました。意外にスッキリするものです。

しかし、ある時、いつもの調子で遠くを見ていたら、そばにいた人から「えっ、何かあるんですか?」と言われました、ただ単に遠くを見ていただけなのに・・・・・(^^♪



■ VDT症候群とは


パソコンやスマホの表示画面など、VDTを使った仕事は、視線が常に画面とキーボードと書類の3カ所を移動するので、疲れやすくなります。

その上、集中して画面を見続けるため、まばたきの回数が普段の約1/4に減り、目が乾きやすくなるので、目に負担がかかります。

また、長時間同じ姿勢をとることで、首、肩、腕などの痛みの原因となります。

VDT症候群の症状 おもな自覚症状は、疲れによる充血やかすみ目、視力低下などの目に関する不調ですが、身体の痛み、胃痛や食欲不振、便秘などが起こることもあります。


さらに進行すると、イライラや不快感、抑うつといった一見目とは関係のなさそうな症状へ発展することもあるそうです。

VDTを使う作業によって起こるこうした疲れ目、身体、心に影響のでるVDT症候群は、VDTの急速な普及により起こった、現代の新しい病気とされています。

下記の厚生労働省のホームページでは、VDT作業者の心身の負担をより軽減し、作業者がVDT作業を支障なく行ことができるようにするためのガイドラインが紹介されています。

 参考情報:
 新しい「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」の策定について:厚生労働省
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/04/h0405-4.html



■ パソコンやスマートフォン液晶テレビなどから発せられる”ブルーライト”の健康への影響


最近、話題になっていることに、”ブルーライト”の健康への影響があります。ブルーライトとは、波長が380nmから495nmの青色光のことで、目に見える光の中で最もエネルギーが強く、パソコンやスマートフォン液晶テレビなどのデジタルディスプレイから多く発せられると言われています。


なお、2012年5月26日に開催された「第1回ブルーライト研究会」の記事が以下で紹介されていました。

 参考情報:
 スマホ普及で注目が高まる、ブルーライト睡眠障害への影響とは? | マイナビニュース
 http://news.mynavi.jp/news/2012/05/28/130/
 

この情報によると、以下のように、ブルーライトが健康に影響を及ぼすことが理論的に考えられるそうです。

 ・ブラウン管に比べ、液晶モニターの方がブルーライトを多く発していること
 ・スマートフォンの普及なども相まって、現代人はブルーライトを浴びる量が増えている
 ・青色光は赤色光に比べて散乱しやすく、理論的には眼精疲労や眼疾患を引き起こしやすい

また、夜暗いところで寝る前にブルーライトを見ることが睡眠や健康へ影響するかというテーマで行った調査結果によると、睡眠の量や質に影響を及ぼしているそうです。

 ・20代から50代のサラリーマンやOLは、1日平均11時間以上もパソコンやスマホなどの画面を閲覧
 ・94%の人が目の疲れを感じると回答
 ・ブルーライトが目の疲れや体内リズムの乱れを引き起こし、睡眠の量や質にさまざまな影響


■少なくとも就寝2時間前はパソコンやスマホを使わないようにしたい

  ”10秒、目を開けられる? パソコン画面から目守るには”(2014年6月23日 朝日新聞
  
この朝日新聞にも、パソコンやスマホのLED画面やLED照明は、ブルーライトを比較的多く含み、健康に影響を及ぼすことが、最近明らかになったそうです。

この記事によると、「少なくとも就寝2時間前はパソコンやスマホを使わないようにしたい。」とありました。

私も娘も、寝る直前までパソコンやスマホを使っていますが、この記事を見て、少なくとも、寝る前の何時間か前には、使用を止めようと話し合った所です。本当に守れるかどうかは、はなはだ疑問ですが・・・

『坪田一男医師(眼科)によると、ブルーライトは散乱しやすいため、ピントを合わせようとして目の疲れを招きがちだという。体内時計に影響することも分かってきた。 (中略) 夜間にパソコンなどの画面から目に入れると体内時計が狂い、睡眠障害や肥満、高血圧などを招く恐れがある。坪田さんは「少なくとも就寝2時間前はパソコンやスマホを使わないようにしたい。特に子どもは影響が大きく気をつけるべきです」と話す。』(2014年6月23日 朝日新聞より)



■ パソコン作業などのVDT作業中の注意点


下記のホームページはVDTに関して有益な情報がたくさんあります。この中から、VDT作業中の注意点を紹介します。このホームページにはパソコンの作業姿勢なども紹介されています。

  目の病気百科:VDT症候群|目の情報ポータル|参天製薬
  http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/vdt_syndrome/



《普段から気を付けること》

1.適度な休憩
  1時間ごとに10~15分は休憩をとりましょう。
 
2.体操
   ときどき適度に身体を動かして、緊張をほぐしましょう。

3.メガネ
   メガネ、コンタクトレンズは度の合ったものを使いましょう。

4.ドライアイ、緑内障の人
  過度なVDT作業で、病気が悪化する危険性がありますので、十分注意しましょう。
 
5.早期受診
    異常を感じたら、早目に眼科医に診てもらいましょう。


なお、下記の情報も参考になります。

 疲れ目 ブルーライト、CLによる角膜ダメージ等|参天製薬
 http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/selfcheck/eyestrain/


 ドライアイ|目の情報ポータル|参天製薬
 http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/dryeye/