ブラウザでGoogleサービスが突然使えなくなった!?  その時の対処方法とは

いつものブラウザを使っていて、突然、GoogleカレンダーなどのGoogleサービスが使えなくなった経験はありませんか?

結論を言えば、いずれのWindowsOSやブラウザでも、

  Cookie(クッキー)を削除したら、Googleサービスが使えるようになった!!”
  
ということが分かりました。

 

今回は、私がよく使っているブラウザChromeFirefoxでの”Cookie&キャッシュの削除方法”を紹介します。

ブラウザを使っていて、突然、Googleサービスが使えなくなどの怪奇現象?が起きたら、まずは、これを実行してみてください。

 

ただし、ブラウザの Cookieを削除(クリア)すると、Webサイトに関する設定が削除され、再ログインが必要になりますので注意下さい。

 

また、最後に、分かりづらいCookieについて、詳しい説明を追加していますので、これも参考にして下さい。

 

なお、Cookie(クッキー)は、Webサイト利用者の情報、アクセス履歴などの情報を、パソコンに記憶する仕組みです。ブラウザがこのクッキーを利用することで、次回のデータ入力時に、データ入力の手間を省いてくれます。

 

このCookieの特性から、Googleサービスなどを利用する際、前回の操作記録が残っていることで、うまくWebサービスが動作しなかったことが原因と思われます。

 

(注)Cookieに加え、キャッシュがたまりすぎると、ブラウザの動作に悪影響を与えますので、キャッシュの削除も効果があります。

 

Googleサービスが突然使えなくなる件、実は、私は、ブラウザFirefoxChromeで4回経験しました。

Windows8.1のFirefoxGoogleカレンダーが使えなくなった。
②Windows10のChromeGoogleブックマークが使えなくなった。

 

つまり、WindowsOSや、ブラウザに関係なく、突然、GoogleカレンダーなどのGoogleサービスが使えなくなりました。パソコンの環境を調べたり、インターネットでGoogleサービスに障害が出ていないか調べましたが、いずれも正常!!

 

まさかと思い、インターネット検索で、同じようなトラブルが無いか調べたら、ブラウザのキャッシュをクリア(削除)したら直ったと言う記事や、Cookieを削除したら直ったという記事をみました。

 

結果的には、Cookieを削除したら、無事にGoogleサービスが以前のように使えるようになりました。

 

なお、ブラウザが突然、不調になる原因に、Cookieやキャッシュは大きくからんでいるので、今回は、”Cookie&キャッシュの削除方法”を紹介します。

 


■ Chromeでの解決方法

■  ”すべての Cookieとキャッシュを削除する”

 

ブラウザの Cookieを削除(クリア)すると、ウェブサイトに関する設定(ログインに使用するユーザー名やパスワードなど)が削除され、再ログインが必要になります。

また、サイトによってはすべての画像を改めて読み込むため、表示が少し遅くなる場合があります。

 

(1) Google Chrome を開きます。

 

(2) ブラウザの上のツールバーの、一番右の”3つの点”をクリックし、[その他のツール] 次へ [閲覧履歴を消去] をクリック。

 

(3) [閲覧履歴データを削除する] ボックスで以下を設定。

 

  ①[次の期間のアイテムを消去]で”すべて”を選択
  
  ②”Cookieなどのサイトデータやプラグインデータ”にチェック(✔)
  
  ③”キャッシュされた画像とファイル”にチェック(✔)
  
  ④それ以外の項目のチェック(✔)は無しにする

  

  (注)必要であれば、”閲覧履歴”、”ダウンロード履歴”にもチェック(✔)

 

(4) [閲覧履歴データを消去する] をクリック。

 

参考
 キャッシュと Cookie をクリアする - Google アカウント ヘルプ -
 https://goo.gl/G6gbVA

 


■ Firefoxでの解決方法

■  ”すべての Cookieとキャッシュを削除する”

 

ブラウザの Cookieを削除(クリア)すると、ウェブサイトに関する設定が削除され、再ログインが必要になります。

また、サイトによってはすべての画像を改めて読み込むため、表示が少し遅くなる場合があります。

 

(1) ブラウザの右上の3本線をクリックし、[履歴] をクリック。

 

(2) メニューから、[最近の履歴を消去]を選択。

 

(3) [消去する履歴の期間] から、”すべての履歴”を選択。

 

(4) [消去する項目] の隣の矢印をクリックして履歴項目のリストを展開(すでに表示されていればOK)。

 

(5) 項目の中で、”Cookie”、”キャッシュ”だけにチェック(✔)を入れる。

 

(6) [今すぐ消去]ボタンをクリックし、Cookie、キャッシュを消去し、最近の履歴を消去ウィンドウ を閉じる。

 

参考
 Cookie を削除する | Firefox ヘルプ -
 https://goo.gl/6K1p9c

 


■ [補足] Cookie(クッキー)、キャッシュとは

 

■《Cookie(クッキー)》

Webサイト利用者の情報、アクセス履歴などの情報を、パソコンに記憶する仕組みです。ブラウザがこのクッキーを利用することで、次回のデータ入力時に、データ入力の手間を省いてくれます。

前回のやりとりを記録しているため、Webサイトを見たときに、すでにログインされた状態でWebサイトを見ることができます。

そのため、Cookieを削除すると、Webサイトをみたときに再ログインが必要になります。

 

■《キャッシュ(一時ファイル)》

インターネットから読んだホームページ情報を、パソコンの中に一時的に格納しているものです。このことで、次回のアクセス時にホームページを読み込む必要が無くなり、表示時間が短縮できます。

但し、キャッシュにはホームページ閲覧情報が残り、またブラウザを長い間使うと、このキャッシュにデータがたまりディスク容量(時には数GBにも!)を消費するので、時々、クリア(削除)することが必要です。

 


■ [参考] Cookie(クッキー)とは

 

簡単に言えば、Webサイトを見たときの、様々なやりとり情報を、ブラウザの中に保存するしているデータ、これがCookie(クッキー)です。食べ物のクッキーと同じ名前とスペルです。

 

Cookie(クッキー)に、前回のやりとりを記録しているため、Webサイトを見たときに、「ようこそ○○さん」とか「前回のログインは、○月○日○時です」といった表示が可能になります。

 

また、IDやパスワードを入力しなくてもそのウェブサイトを訪れるだけでログインが完了している場合があります。これも、Cookieを利用して、Webサイトを訪れたことのあるユーザーのパソコンを識別して、自動的にIDとパスワードを入力済みにしています。

 

Cookieの仕組みは、WWWサーバがWebページを訪れたユーザーのパソコンに、そのユーザー情報であるCookieを保存しておくというシンプルな仕組みです。

 

そして、WWWサーバは次回から訪れたユーザーのパソコンに保存してあるクッキーを送信してもらい、それを確認することで、そのユーザー情報を認識します。

 

Cookieの内容は、Cookieの名前、有効期限、WWWサーバのドメイン名、またショッピングサイトであれば、カートに入れている商品名や購入した商品名などが記述されています。

 

もっとも、一般的にCookieにはパスワードや暗証番号といった秘匿性の高い情報は保存させないというのが基本的なルールで、パスワードの代わりにランダムな文字列を保存しておき、ログイン履歴等と照らし合わせて本人であることを確認して、ログイン状態(自動ログイン)を保っています。