パソコンのオンラインソフト(フリーソフト、シェアウェア)の安全な使い方

インターネットからパソコンにダウンロードして使うソフトは”オンラインソフト”と呼ばれています。オンラインソフトは、無料の”フリーソフト”と有料の”シェアウェア”に分かれます。

この”オンラインソフト”、電気店で売られている市販ソフトよりも安くて便利なものがたくさんあり、多くのホームページで紹介されています。今回は、オンラインソフト使用に関して、種類、使い方、及びオンラインソフトの専門サイトを紹介します。



オンラインソフトには、画像編集ソフト、オーディオプレイヤー、テキストエディターなど、様々な分野のソフトがあります。どのようなソフトがあるのか、以下のサイトで見てください。きっと驚かれると思います。

  窓の杜 http://www.forest.impress.co.jp/

  Vector http://www.vector.co.jp/

なお、便利なオンラインソフトですが、使い方には注意が必要です。

ソフトの中には、危険なソフトもあり、安易にダウンロードして使用すると、パソコンの環境が壊れたり、パソコン全体の動作が遅くなることがあります。

特に、海外ソフトの中には、パソコンの日本語環境を壊すものがあるので要注意です。

また、オンラインソフトの中にはウイルスやスパイウェアが潜んでいたり、また、危険なソフトを紹介しているサイトがあり、ウイルス・スパイウェア対策等のセキュリティ対策をすることが、オンラインソフトを利用する場合に必須です。



■ オンラインソフトの種類

オンラインソフトとは、インターネットでソフトウェアをダウンロードして(取り出して)、利用できるソフトウェアのことです。


(1) フリーソフト

無料で利用することができるソフトです。ただし、「家庭での利用はOK、会社では使用不可」のソフトもあり、使用条件を確認することが必要です。

(2) シェアウェア

オンラインソフトの中で、利用に際し、料金を支払う必要があるソフトです。多くは、一定期間、無料で試用することができますので、試用して気に入ったら購入しましょう。



■ オンラインソフトの専門サイト

なお、”オンラインソフト”をダウンロードする場合、信頼のおけるホームページからダウンロードすることは大事な点ですね。
最もお勧めは、次の二つのサイトです。いずれも、10年以上も前から、オンラインソフトを紹介しており、安心して利用でき信頼のおけるサイトです。


窓の杜

 http://www.forest.impress.co.jp/

優秀なオンラインソフトが多く紹介されており、オンラインソフト紹介の老舗サイトです。ここで紹介されているソフトは、実際に動作も確認されており、安心して使用できます。

Vector

 http://www.vector.co.jp/

このサイトも、オンラインソフト紹介の老舗サイトです。数多くのオンラインソフトが紹介されています。



■ オンラインソフトの選び方


私のこれまでの経験で、オンラインソフトの選び方を紹介します。

1. ソフトのダウンロードは信頼のおけるサイトから入手する

ソフトの選択条件とは少し違いますが、「安心できるサイトからソフト入手する」ことは、最も大事なことです。

2. 人気のあるソフトを選ぶ

品質が良いか悪いかは、なかなか判断が難しいです。その意味では、多くの人に人気があるソフトは安心して使えます。

3. 日本製ソフトまたは日本語化された海外製ソフトを使う
できるだけ日本製のソフトを使いましょう。海外製ソフトを使う場合でも、日本語化された海外ソフトを使うと安心です。海外製ソフトには、パソコンの日本語環境に影響を与える場合があるので、海外製ソフトは慎重に扱いましょう。

4. 説明(ヘルプ)が充実しているソフトを選ぶ
ソフトの使い方を説明したヘルプ等が充実していると、操作で分らない時に助かります。なお、説明が充実しているソフトは、優秀なソフトの場合が多いです。

5. 定期的にバージョンアップされているソフトを選ぶ

利用者からの要望等で、定期的にバージョンアップ(機能改善)されるいるソフトを選びましょう。但し、頻繁にバージョンアップされている場合、品質が悪いソフトもあるので要注意です。


なお、ウィルス対策・スパイウェア対策等のフリーソフトがインターネット・雑誌で紹介されますが、これはあまりお勧めしません。

初心者には操作も複雑で、市販のウイルス対策ソフトと比較し、単一機能の為、市販ソフトと同じ機能を果たすためには、複数フリーソフトが必要となり、煩雑になります。



■ オンラインソフトを使うときの注意事項


1. セキュリティ対策ソフトを活用する

危険なオンラインソフトからパソコンを守るために、ウイルス・スパイウェア対策等のセキュリティ対策ソフトを活用することが必要です。更に、ウイルスやスパイウェア対策ソフトのパターンファイルは常に最新版に更新しましょう。


2. 不要になったソフトは削除する

使わなくなったソフトは、パソコンのディスク容量を使うばかりか、そのソフトがパソコンで常に動いている場合があり、パソコンのリソースを使います。


3. ”バンドルソフト”に注意する

バンドルソフトは、導入するソフトと一緒に入っている(インストールされる)ソフトです。バンドルソフトに気付かずインストールしてしまうと、パソコンの環境が勝手に変更され、問題が生じる場合があるので、注意ください。

まず、ダウンロードする際には、ホームページ記載の説明を充分確認して、不要なソフトをインストールしないか確認して、[ダウンロード]や[承諾する]などのボタンを押すことが必要です。また、インストール時には、表示される情報を確認しながら、ファイルの関連付けなどが勝手に変更されないか注意下さい。


4. バージョンアップ時には注意する

不用意にバージョンアップすると、今まで使えていた機能が使えなくなったり、高機能になった分、動作が重くなったりします。改訂履歴を確認して、必要なバージョンアップ以外は、避けるようにします。


5. 偽セキュリティソフトに注意する

「あなたのコンピュータはウイルスに感染しています」などの偽の警告メッセージを表示し、ユーザーを脅し、悪質ソフトを購入させる手口があるので注意が必要です。


オンラインソフトを使うときの注意事項として、下記の記事は参考になります。

 【特集】安全確実!オンラインソフト導入術~ダウンロードからインストールまで - 窓の杜
 http://www.forest.impress.co.jp/docs/special/20140529_650000.html



■ オンラインソフトの”アルファ版(α版)”、”ベータ版(β版)”とは


オンラインソフトは、正式版の前に、アルファ版、ベータ版、RC版というバージョンがあります。これらは、いずれも、正式版ではないので、利用する場合、不具合が発生することを覚悟の上で使う必要があります。


アルファ版(α版)は、開発のごく初期段階のソフトのことで、ソフトの性能や機能などの要望を聞いたりする目的のものです。

ベータ版(β版)は、正式公開の一歩手前のソフトのことで、正式版の機能がひととおり揃っていますが、まだ不具合が起きる可能性が残っているバージョンです。

RC版は、"Release Candidate"版の略で、正式版の一歩手前のバージョンのことで、正式版直前に試してもらって、最終調整をするためのバージョンです。