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インターネット安全活用 一灯塾

最新のIT技術を正確に把握することは困難ですが、地道にコツコツ、IT技術に関する情報を発信します

Officeのパスワードによる暗号化で不正利用防止 Office2007以降は強固な暗号化方式採用

仕事でも家でもOfficeでデータを作成することが多いですね。Wordで作成した報告書、Excelで作成した住所録、PowerPointで作成した社内プレゼン資料・・・いずれも重要な情報で、もしデータが流出したら、大変なことになります。

 

こんなときに有効なのが ”Officeデータのパスワードによる暗号化”です。Officeのパスワード機能には”データの暗号化”も含まれているので安全です。Officeデータが流出したら問題になるような場合は、ぜひ、パスワードをかけて暗号化して下さい。

 

なお、Office2007以降のバージョンでは、パスワードによる暗号化は強力で、従来より解読されにくい「AES」という、アメリカ政府が採用した強固な暗号化方式が採用されています。

 

今回は、データにパスワードをかけて暗号化する方法を紹介します。Office2013、Office2010のExcelの場合で説明しますが、Word、PowerPointでも同じ操作で実施可能です。

(注)以前のOffice 97–2003で使われる暗号化方式は、「RC4」という方式で、安全性が低い暗号化方式。

 

 

なお、せっかくパスワードをつけて暗号化しても、簡単なパスワードでは見破られるので、パスワードはよく考えることが大事です。以下のようなパスワードにして下さい。

 「英字の小文字・大文字、数字、記号を混合させ、8桁以上のパスワードを使う」
   *英字は、小文字だけでなく、小文字・大文字の両方を使うと効果的

 

また、パスワードをつけたデータをメールでやり取りする場合、データ送付のメールにパスワードを記載せず、データ送付とは別なメールでパスワードを送付すると、万が一、メールが誤送信された場合でも安心です。

 

《余談》

実は、Office2003を使っていた頃は、「Officeにパスワードをかけてもダメだよ!」という話をよく聞きました。この時の暗号化方式はRC4だったので、確かに安全性は低かったと思います。

しかし、最近、インターネットで調べていたら、Office2007以降のバージョンでは、暗号化方式が「AES」という強い暗号化方式になっていると分かりました。

 

ということは・・・Office2007以降のバージョンでは、”データにパスワードをかけて暗号化する”ことは、とても有益なことです。「Microsoftさん、このような情報、もっと分かりやすく提供してよ!」と言いたくなりますね。

 

それにしても、このような暗号化方式の変更、市販の本では、今まで見たことがありません。単なるOfficeの操作だけでなく、Officeを安全に利用する方法も、もう少し詳しく解説して欲しいですね。



■ Office2007以降の暗号化は「AES」という強い暗号化方式になっている

 

Office 97–2003 形式 (.doc, .xls, .ppt など) で使われる暗号化方式は、「RC4」という方式で、暗号強度(見破られにくさ)は強くありません。RC4は、技術の進化から解読可能であることが判明する など、安全性が低い暗号化方式です。

 

しかし、Office 2013、Office 2010、2007 Officeの Open XML 形式ファイル (.docx, .xlsx, .pptx など) で使われる暗号化方式は、アメリカ政府採用の「AES」という暗号化方式で、安全性の高い暗号化方式です。

 

なお、以前のOffice 97–2003 形式で保存されたドキュメントは、互換性を保つため、暗号化に使用できるのは RC4 のみとなります。

 

Office ドキュメントを暗号化する必要がある場合は、Office 97–2003 形式 (.doc, .xls, .ppt など) ではなく、新しいOpen XML 形式ファイル (.docx, .xlsx, .pptx など) でドキュメントを保存して下さい。


詳しくは、以下のMicrosoftのサイトを参照下さい。

Office 2013 の暗号化技術と暗号化設定の計画
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179125.aspx

 

 


■ Office2013でのパスワードによる暗号化方法(Excel2013の場合)
■  Word2013、PowerPoint2013でも同じ

 

①[ファイル] タブの [情報] をクリックし、[ブックの保護] の一覧で [パスワードを変更して暗号化] をクリックします。

②[パスワード] ボックスに設定するパスワードを入力して、[OK] をクリックします。

③[パスワードの再入力] ボックスに再度パスワードを入力して、[OK] をクリックします。

 

 

 

 

以上で、ファイルが暗号化され、読み取りパスワードが設定されます。

 

なお、パスワードを設定したファイルを開くと [パスワード] ボックスが表示されます。パスワードを入力し、[OK] をクリックするとファイルが開きます。



(注)ファイルの保存時にパスワードを設定することも可能です

[ファイル] タブの[名前を付けて保存]で、 [ツール] をクリックし、[全般オプション] の [読み取りパスワード] ボックスにパスワードを設定しても同じように暗号化できます。

 

 

 

■パスワード活用のポイント!!

 

①見破られにくいパスワードを使う

 

パスワードを作るときに、辞書に載っている単語などを使うと、すぐに見破られてしまうので危険です。なお、パスワードは以下の方法で作ることが大事です。

 

 「英字の小文字・大文字、数字、記号を混合させ、8桁以上のパスワードを使う」
   *英字は、小文字だけでなく、小文字・大文字の両方を使うと効果的

 

②パスワードを忘れないように注意する

 

設定したパスワードを忘れてしまうとファイルを開くことができなくなりますので、パスワードはしっかり管理してください。

 

 

■パスワードの解除方法

 

方法その1:

 

①[ファイル] タブの [情報] をクリックし、[ブックの保護] の一覧で [パスワードを変更して暗号化] をクリックします。

②[パスワード] ボックスのパスワードをクリア(削除)して、[OK] をクリック。

 

 

方法その2:

 

[ファイル] タブの[名前を付けて保存] で、 [ツール] をクリックし、[全般オプション] ダイアログ ボックスの [読み取りパスワード] ボックスのパスワードをクリア(削除)して、[OK] をクリック。

 

参考:

ファイルを暗号化して、パスワードを設定する
 | Microsoft Office 2010 活用 TIPS | Microsoft Office 2010
http://www.microsoft.com/ja-jp/office/2010/business/training/tips/office03.aspx

 

 


■ Office2010でのパスワードによる暗号化方法(Excel2010の場合)
■  Word2010、PowerPoint2010でも同じ

 

Office2013の場合とほぼ同じ操作ですが、以下に説明します。

 

①[ファイル] タブの [情報] をクリックし、[ブックの保護] の一覧で [パスワードを変更して暗号化] をクリックします。

②[パスワード] ボックスに設定するパスワードを入力して、[OK] をクリックします。

③[パスワードの再入力] ボックスに再度パスワードを入力して、[OK] をクリックします。

 

以上で、ファイルが暗号化され、読み取りパスワードが設定されます。

 

なお、パスワードを設定したファイルを開くと [パスワード] ボックスが表示されます。パスワードを入力し、[OK] をクリックするとファイルが開きます。

 

 

(注)ファイルの保存時にパスワードを設定することも可能です

[ファイル] タブの[名前を付けて保存]で、 [ツール] をクリックし、[全般オプション] の [読み取りパスワード] ボックスにパスワードを設定しても同じように暗号化できます。

 

■パスワード活用のポイント!!

 

①見破られにくいパスワードを使う

 

パスワードを作るときに、辞書に載っている単語などを使うと、すぐに見破られてしまうので危険です。なお、パスワードは以下の方法で作ることが大事です。

 

 「英字の小文字・大文字、数字、記号を混合させ、8桁以上のパスワードを使う」
   *英字は、小文字だけでなく、小文字・大文字の両方を使うと効果的

 

②パスワードを忘れないように注意する

 

設定したパスワードを忘れてしまうとファイルを開くことができなくなりますので、パスワードはしっかり管理してください。

 

■パスワードの解除方法

 

方法その1:

 

①[ファイル] タブの [情報] をクリックし、[ブックの保護] の一覧で [パスワードを変更して暗号化] をクリックします。

②[パスワード] ボックスのパスワードをクリア(削除)して、[OK] をクリック。

 

 

方法その2:

 

[ファイル] タブの[名前を付けて保存] で、 [ツール] をクリックし、[全般オプション] ダイアログ ボックスの [読み取りパスワード] ボックスのパスワードをクリア(削除)して、[OK] をクリック。

 

《参考》

 

■Office2013 Excel・Wordでの操作方法

  ExcelやWordのファイルにパスワードをかける方法|エンジョイ!マガジン

  http://enjoy.sso.biglobe.ne.jp/archives/office_pass/

 

■Office2010 Excelでの操作方法

  Office 2010でファイルにパスワードをかける | トレンドマイクロ is702

  http://www.is702.jp/column/949/

 

■Office2007 Excelでの操作方法

  Excelのファイルをパスワードで保護する方法

  http://so-zou.jp/software/tool/office/excel/security/encryption/