ブラウザで使える無料のWebメールとは? お勧めのWebメールも紹介

*この内容は、2015年3月時点の内容です。

GmailOutlook.comなどの、Webブラウザで使える、無料の「Webメール」、パソコンばかりでなく、スマホでもアプリを利用して簡単に使え、無料で大容量(10GB以上)、本当に便利です。

しかし、Webメールは全てのメールをインターネットの中のコンピュータに保存するので、信頼のおけるメーカー提供のWebメールを使うことが大事です。

今回は、私が数年使ってきて、安心して使え、操作性も良い、代表的なWebメールGoogle提供「Gmail」、マイクロソフト提供「Outlook.com」を紹介します。

両方のWebメール共に、Googleマイクロソフトの他のWebサービス(カレンダー、オンラインストレージなど)との連携もでき、便利です。


この”Webメール”とは、簡単にいうと、

「ブラウザで使うメールソフトで、メールデータはインターネット(のサーバ)の中に保管される」

ということになります。Webメールを簡単に図で表現しました。




Webメール、以前は無料で誰でも使えるので、これまではインターネットが好きな人が使う、少々マイナーなツールでした。メールはパソコンはプロバイダー提供のメール、携帯(スマホ)では携帯会社独自のメールが主流でした。

しかし、スマホが普及し、自宅でも外出時も、パソコンでもスマホでも、メールを見ようとすると、やはりWebメールの方が便利です。

さらに、今のWebメールは、パソコンのメールソフトと同等以上の操作性を持ち、無料で使えるメールサイズも10GB以上と大容量で、迷惑メールの自動判断、セキュリティ対策も進んでいます。


これまでプロバイダーのメールアドレスがメインだったものが、Gmailをメインに使う人も多数出てきました(こういう私もGmailがメインのメールになりました)。今回は、この”Webメール”について 使用時の注意事項、代表的な”Webメール”についても紹介します。



■ メールソフトとWebメールとの違い


プロバイダーのメールを利用するパソコンの「メールソフト」と「Webメール」の違いを、簡単にまとめると以下になります。


(1) メールソフトの特徴

  ・インターネット・プロバイダからメールアドレスを入手して開始

  ・パソコンにソフトをインストールして利用

  ・メールデータ・アドレス帳の保管はパソコンの中

  ・パソコン専用のソフトであり、スマホ・携帯からは利用不可

(2) Webメールの特徴

  ・簡単な無料会員登録をすれば利用可能

  ・ブラウザでサービス提供のホームページを通じて利用

  ・メールデータ・アドレス帳の保管は、インターネットのコンピュータの中

  ・スマホ・携帯からでも利用可能





■ メールソフトからWebメールの時代へ、Webメールの特徴は?


(1) ユーザ登録するだけで、”無料”で利用することができる

(2) 専用のメールソフトが不要

(2) ブラウザから、特定の(Webメール)ホームページにログインして使う

(3) メールデータは、パソコンの中ではなく、インターネットの中に保存される

(4) パソコンに加え、スマホ・携帯電話からでも使える

(5) 迷惑メールは自動判断して排除する

(6) ウイルス駆除まで実施してくれる、Webメールサービスもある

の特徴があります。

Webメール”、次々と機能アップがされ、無料で使えるメール容量も数GBと大きく、迷惑メール対策も備え、スマホ・携帯からでも利用できるなど、使い勝手も大幅に改善されています。



■ 代表的な”Webメール” 「Gmail」、「Outlook.com」


Gmail」、「Outlook.com」は、お勧めの無料のWebメールサービスです。

いずれも大手の企業の提供で、継続的に機能アップが実施されており、安心して利用できます。また、スマホのアプリも操作性も良く、安定して利用できます。

なお、Webメールを使うには、該当のホームページで登録し、アカウント(ユーザID)を入手し利用します(無料)。


個人的には、メール表示、検索などの動作が早く、表示も見やすい、Gmailがお勧めですね。なお、Android(アンドロイド)スマホを持っている人には、Gmailは必須なアプリだと思います。


(1) Gmail  :検索エンジンGoogleの無料Webメール

   http://www.google.com/intl/ja/mail/help/about.html


(2) Outlook.com (旧)Windows Live Hotmail :Microsiftの無料Webメール

   http://www.microsoft.com/ja-jp/outlook-com/

また、上記サービスのメール容量も、(2015年3月時点で)以下のように大きいため、長期間、不自由なく利用することができます。


 Gmailが15GB(GmailGoogle ドライブGoogle+ フォトの合計)

 Outlook.comは実質上、無制限(必要に応じて自動追加)

 (注)Outlook.comは、受信トレイとフォルダー内のメールの量が急増すると、
    アカウントのクォータに到達し、それ以上メッセージを送受信できなくなる
    場合があります。



■ ”Webメール”使用時の注意事項


Webメール”を使う場合に、私が注意している事項を以下に紹介します。


(1) 急にサービスが停止する場合があるため、出来るだけ多くの人が利用し評判の良い大手提供のサービスを使用する。

*「Gmail」、「Outlook.com」であれば、安心して利用できます。


(2) メール内容は、インターネットのサーバに残るので、クレジットカード番号などの重要な個人情報のメールのやり取りは避ける。


(3) 数カ月連続して利用しないと、メールデータ、アドレス帳が削除されます、必ず有効期限を確認しましょう。


(4) 迷惑メールは自動的に判別してくれるますが、時々、間違って迷惑メールと判断される場合があるので、定期的(できれば週1回)に迷惑メールを入れるフォルダーを確認しましょう。

*大事なメールが迷惑フォルダーに入って困ったことが、私にも何回か経験あります。「Gmail」、「Outlook.com」含め、迷惑メールを完全に判断できません。


(5) 完璧なWebサービスはありません、利用できないトラブルが発生し利用できない場合を予想し、複数の”Webメール”サービスを利用しましょう。


(6) 共用のパソコンでは利用しない、ブラウザの履歴から他人に使われる可能性があります。



■ 《補足》メールエイリアス(別名)を使おう

Webメールにある機能で、便利なのが「メールエイリアス」、エイリアスは別名を意味します。ひとつのアカウントで、複数のメールアドレスを持つことができる機能です。

複数のメールアドレスを持つことで、通常はメインのメールアドレスを使い、インターネット・サービスなど一時的に使う場合は、メールエイリアスのメールアドレスを使うと便利です。


Gmailの場合

Gmailで取得したメールアドレスが username@gmail.com だった場合、username の後に「+」を付けた上で任意の文字列を追加して使用することができます。「+」の後は任意の文字列をつけることができますので、事実上無制限に別のアドレスを作成できることになります。


outlook.comの場合

作成できる新しいエイリアスは、1年間に10個まで、全体で最大10 個です。1つのエイリアスを削除すると、全体数からは差し引かれますが、年間の制限数からは差し引かれません。